



「あるとき東京の骨董市の店先に置いであった箱の中に古絵葉書の山を見つけ、一枚一枚見ていたら戦前の葉山の絵葉書を発見。運命的な出会いを感じました。それ以来、葉山の古絵葉書を長年収集してきました。
その古絵葉書の袋に『風光明媚』というタイトルが躍っていました。堀口大學が言うように葉山の豊かな環境を求めて多くの人が訪れたのでしょう。
また、使用された古絵葉書に書かれていた文面が葉山に訪れたときの気分をよく表していました。今回、その文面を柱に、北は鐙摺から南は長者ケ崎まで集めた絵葉書を並べてみました。
終わりのページには、古絵葉書の中にある昔の景色と現在の景色を見比べながら古今の葉山を楽しめるよう、散歩ルートを作ってみました。」(あとがきより)
A5サイズ 127ページ 2014年初版
発行:用美社
柳沢光二著